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■■■■今までのコラム■■■■

人の絆を築く仕事=コミュニティデザイン
山崎亮さん、登場!

2012.03.02

 

みなさん、こんにちは。はみだし泰造です。
 1月20日に行われた今年は最初のはみだし塾は、コミュニティデザイナーの山崎亮さんをゲストにお迎えしました。オファーしたのは、確か昨年11月初旬。「1月20日の夜なら」と、ピンポイントで空いているスケジュールをいただいての講演でした。ズバリ『コミュニティデザイン』というタイトルで、山崎さんのこれまでの活動を紹介した本も出ているので、どのような活動をされているかは大方わかっていました。でも、生で話が聞きたい!なぜ、そんな仕事が生まれたのか、どんな思いでコミュニティの再生に取り組んでいるのか、一体、それがビジネスなのか。個々の事例ではなく、山崎さんを動かしている根っこのところにあるものを知りたかった。
 なるほど!と思ったのは、そうなんです、山崎さんも「はみだした人」だったということ。まず、建築の世界から、次にランドスケープデザインの世界から。
 地域の主要な都市に行くと、たいてい立派な美術館やコンサートホールなどがあります。なかには、著名な建築家が賞を取ったような奇抜な建物もあります。一方、中心市街地に行くと、どこも判で押したようなシャッター通り。ちょっと郊外に足を伸ばせば家族連れでにぎわうショッピングモールがあるのに、かつて多くの人を惹き付けた百貨店も閑古鳥です。ぼくらが撮影で行くような「のどかな田舎の風景」も、よく見れば、お年寄りばかりで耕作放棄地だらけ。あと何十年かしたら村ごと消滅しているのではないか?と思うような厳しい現実があります。
 そんな世界に必要なのは、立派な建物でも管理された公園でもない。人と人の関係を、もう一度作り直すこと。自分のコミュニティの魅力を再発見すること。仕事を生むこと。そして、もう一度若者を呼び戻すこと、次の世代につなげること。
 ある意味、山崎さんの取り組むことは、「超・建築」なのかもしれません。目には見えないけれど、人の絆を築く仕事。もちろん、ご紹介していただいた数多くの事例はどれもすばらしく、感動的でさえあったのですが(実際、思わず泣いている人がいましたから)、どんなカッコイイ建築より先進的な、まさに「新しいビジネス」だとぼくは感じました。
 翌日の仕事のために最終の新幹線で名古屋に入るという山崎さんを、講演終了後もギリギリの時間まで引っぱり、みなさん興奮気味に握手や話で山崎さんとつながりました。ぼく個人としては、いつの日か、地域を元気にする映像コンテンツを、山崎さんといっしょに作りたいと思っています。

 3月28日(水)第6回はみだし塾のゲストは、アートディレクター/クリエイティブディレクターの秋山具義さんです。
 みなさんよくご存知のクリエイターですし、いっしょに仕事をされた人も多いはず。これまでのゲストは、広告やデザインや建築などの世界から社会へと、はみだす活動をされてきた方たちでした。でも、秋山さんは、はみだすと言うより、デザインの領域をジワジワと広げていった人。そして、秋山さんの活動拠点になっているDaily Freshは、なんと秋山さんがデザイン&プロデュースしたトートバッグを販売しているんですね。ユニークで自由な、はみだし方だと思います。
 先日、秋山さんとはみだし塾の打ち合わせをしました。これまでのはみだし塾は、講義を聞くスタイルでしたが、秋山さんは参加者のみなさんとキャッチボールすることを考えているようです。なんか、おもしろそうです。
 題して、「あなたこそ、はみだそう!秋山具義のはみだし術講座」。異色のはみだし塾になるかも!?制作や企画演出部のみなさんは、特に聞き逃せない回になりそうです。もちろん、経理や総務や管理やポスプロのあなたも、仲間を誘って、ぜひぜひご参加ください。

はみだし泰造