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あなたこそ、はみだそう!
アートディレクター・秋山具義さんの巻

2012.04.09

 

 みなさん、こんにちは。はみだし泰造です。
 3月28日に行われた第6回のはみだし塾は、ゲストにアートディレクターの秋山具義さんをお迎えしました。題して「あなたこそ、はみだそう!秋山具義のはみだし術講座」。
 実はこのタイトル、まだ内容が固まらないうちに、なんとなくそうなりそうな予感がして、ぼくが勝手につけてみたもの。そして、中江さんと3人で打ち合わせをした時、「やっぱり!」という感じで、あのアイデアが出てきました。
 今回のはみだし塾は、いわば2部構成でした。第1部は、秋山さんのこれまでの仕事を中心としたお話、第2部は、「撮影現場を楽しくする方法をみんなで考えよう」をテーマにトークセッション。いやー、楽しかったですね。はみだし塾で、こういうことも可能なんだ!と気づかされました。あの方法、いろんなところで応用できそうです。あの方法って、どんな方法かって? ヒントは、携帯メールとだけ答えておきましょう。ムキになって秘密にするようなことでもないのですが、だれかにすぐ真似されるのも、ちょっともたいない気がして。どうしてもゲストスピーカーの話を一方的に聞くことになりがちなので、もう少し、はみだし塾をコミュニケーションの場にしたいなぁと思っていたところだったので、とても勉強になりました。
 それにしても、「はみだし塾をデザインしてもらった」という気分です。秋山さんは、根っからのデザイナーであり、エンターテイナーなんだと思いました。(人を楽しませることにすごく前向きな人、という意味でのエンターテイナーです。)
 第1部でさりげなく紹介されましたが、ぼくは秋山さんのDairy Freshという事務所兼ショップこそ、クリエイターの新しいはみだし方だと思っています。秋山さんは、広告の仕事で十分忙しいのに、<自らデザインしたトートバッグを販売する>ことに挑戦しているわけですが、クリエイターが自分で仕事を作っていく姿勢が、すばらしい。ああいう挑戦が、広告の世界をちょっとずつ変えていくとぼくは信じています。頼まれてもいないのに、自分のお金で、自分でデザインしたモノを、お客さんに手渡ししていく。しかも、タダではなく、お金を払ってもらって。これって、できそうでできないこと。でも、そういうことから、硬直した広告の世界が壊れていく(いい意味で)と思っています。
 「撮影現場を楽しくする方法」をめぐって、いますぐにもできそうなこと、やってほしいことがたくさん出ました。なんかひとつでもカタチになったら、うれしいと思います。制作部だって、はみださなくちゃ。「こうあるべき」と決められたことを、ちょっと、壊してみる。いつもと、違うことをやってみる。頼まれてもいない仕事を、自分で作ってみる。「はみだし」とは、たぶんそんなことだと思うから。さぁ、あなたこそ、はみだそう!

 というところで、次回はみだし塾の予告です。4月23日(月)、ゲストにアートディレクターの森本千絵さんをお迎えします。ぼくは、彼女が作っているものやデザインしているものに、いつもメッセージを感じます。メッセージと言っても難しいことではなく、夢を持つこととか、人の気持ちを思いやることとか、人生を楽しむこととか、人とのつながりを大切にすることとか、生きていく上で、基本のキのような何か。そういうメッセージを大切にするあまり、自然にはみだしているクリエイター。そんなイメージを勝手に持っています。さて、どんな人か(実は初対面)、どんな話が聞けるか、いまからワクワクしています。

はみだし泰造