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■■■■今までのコラム■■■■

めざせ、素ダコの連帯!
〜早稲田のサンデル、友成真一教授登場〜

2013.03.22

 

みなさん、こんにちは。はみだし泰造です。

 昨年、1126日のはみだし塾以来、かなり時間が空いてしまいました。

実は、はみだし塾の運営のあり方、目的、テーマなどをもう一度考え直していました。そして、いよいよ4月から再開します。それも、あるひとつのテーマを掲げて、かなり先まで講師の方を決め、より体系的に学びを深化させたいと意気込んでいます。テーマ、講師の方々、新しい申し込み方法などについては改めてみなさまにご連絡いたします。

 

 さて、この「長〜いブレーク」の前にあったのが、早稲田大学大学院教授・友成真一さんによる、第13回『「広告と幸福」の哲学~はみだし?どこからどこへ』でした。まぁ、言い訳ではありますが、かなりユニークな内容になった友成先生のはみだし塾を終えて、何かが固まりつつあったはみだし塾を、一度「壊してみたい」と思ったということもあります。

 そこで展開されたのは、かつて一年間に渡って先生の授業を受けたぼくとしては、馴染みのあるものでした。まず、参加者は見えるところに名札をつけます。その段階から、これまでのはみだし塾とは、どこか空気が違います。

 講義開始。まず、先生自ら「あやしげな理論」とおっしゃる(笑)、「タコつぼ理論」が展開されました。初めての方は、なんだ!?と思いながらも、引き込まれたことでしょう。ひとりの、やわらかい感性を持った人=素ダコが、さまざまな社会の仕組みや哲学や職業のなかで、いかにその権力=「タコつぼ」に抑圧されて行くか。あるいは、それと闘って行くか。先生の考え方は、いつも、あらゆる制度の中における個人のあり方にフォーカスする、あるいはその個人という考え方さえ、生身の人間を抑圧しかねないものとするところからはじまります。タコつぼ理論なるもの、実は、なかなかに哲学的で、いつも人に説明するのにひと苦労します。

 講義が終わって、6〜7名のグループに分かれて、「他己紹介」なるものをやりました。あらかじめ書いた自己紹介をもとに、お隣にいる人が、その隣にいる人を「自分のことのように」紹介しあって行く。つまり、軽く、他と己を分ける作業をする訳です。そして、グループによるセッション、いま風に言うと「ワークショップ」ってやつでしょうか? テーマは『「世界平和」をCMしてみる』でした。う〜ん、なんとも深いテーマ。それを、グループごとにまとめて、発表する。ほとんど初めて顔を合わす人同士、「なるほどそう考えるか」と、改めて人と自分の考え方の差を感じながら、刺激的な学びの時間を過ごしたのではないでしょうか?

 実は、はみだし塾は、それだけでは終わりませんでした。後日、先生と「生徒」たちの間で、10数通ものメールが交換されたのです。なかには、先生の研究室に遊びに行ったという人も。垣根を取り払って、いかに素ダコ同士が連帯できるか。そんな大げさな話ではないのですけれど、まずは、他人の考え方に興味を持つ。その、友成教授のフラットで、フレンドリーな姿勢に、はみだし泰造、改めて、感動しました。

 

 さて、そんな友成先生にインスパイアされたというわけでもありませんが、13回を数えたはみだし塾も、固まりかけていた仕組みのようなものを、一度見直してみる時期だと考えました。参加する人や、テーマそのものに、もう少し「つながり」のようなものを持たせられないか、と思っています。そう、はみだし塾というタコつぼを、一度壊して、再出発します!

 近日中に発表しますので、乞うご期待!

はみだし泰造