第16回はみだし塾

2013.10.08

 

「はみだしプロジェクト」は主に広告の企画制作に携わるスタッフのモチベーションアップを狙っています。

2013年8月30日、「はみだしプロジェクト」の一環で、広告クリエイターや各シーンで活躍しているアーティストの
仕事への取り組みや考え方を学ぶ「第16回はみだし塾」が開催されました。


Photo by Masa Iwatsuka(hollyhock)

 


「第16回はみだし塾」のゲストは、博報堂ケトル 代表取締役社長 クリエイティブディレクター/編集者の嶋浩一郎氏。テーマは、「最新PRテクノロジーから書店経営まで 博報堂ケトル 嶋浩一郎の企画のつくりかた」。嶋氏独特のスピード感のある語り口で手掛けたプロジェクトの事例(広告制作や書店経営など)や企画の"タネ"の発見方法などを披露。会場は熱気に包まれた空間となりました。

☆嶋浩一郎氏、講義概要

◎博報堂ケトルの仕事で絶対に譲らない3つのこと
  1.ニュートラルに発想(博報堂ケトルの社是は、「恋と戦争は手段を選ばない」)
クライアントのために手段を選ばず一番いけてるアウトプットをつくる。

2.全部いっぺんにやる(一人で全部やる・考える)
CM、グラフィック、デジタル、PR、プレスリリース、SP、POPなどのチェックする。
また大きなキャンペーンに関してはキーワードスモールテーブル(2~3人)で全てを見る。

3.コアアイディア発想 
もっとも効くツボを押す(インサイトを一番とらえるボタン探し)

◎リーチ(到達)とフリーケンシー(頻発)よりレリヴァンシー(関連性)

◎この仕事で幸せなのは「暗黙知の言語化ができるから」
欲望を見つけられること。つまり社会記号化。草食男子、コギャル、おひとりさまなど。 

◎言語化による変化→自己確認効果→同化効果(フォロワーが生まれる)→寛容効果→報道化→市場化 
暗黙知の言語化が文化=スタイルや市場を生み出す。

◎きっと、みんな同じ景色を見ていたのにそれに気づかなくなった(90年代から開発の場が雑誌に移行し始めた)

◎欲望をどう見つけるか?を考えて自分は生きている。

◎ヒントは、街で文句を言っている人を見つけたらチャンス 

◎人は不器用だから欲望を言えない。

第16回目ゲストプロフィール
嶋浩一郎 博報堂ケトル 代表取締役社長 クリエイティブディレクター/編集者
上智大学法学部卒業。93年博報堂入社。コーポレートコミュニケーション局配属。企業の情報戦略、黎明期の企業ウエブサイトの編集に関わる。01年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」の編集ディレクター。02年~04年博報堂刊行「広告編集長」。04年本屋大賞立ち上げに関わる。現NPO本屋大賞実行委員会理事。06年既存の手法にとらわれないコミュニケーションによる企業の課題解決を標榜し、クリエイティブエージェンシー「博報堂ケトル」を設立代表に。09年から地域ニュース配信サイト「赤坂経済新聞」編集長。11年からカルチャー誌「ケトル」編集長。2012年下北沢に書店B&Bをヌマブックス内沼晋太郎と開業。11年、13年のカンヌクリエイティビティフェスティバルの審査員も務める。
主な仕事 味の素HP「レシピ大百科」/プレイステーションポータブルデビュー「見た?」キャンペーン/スカパー!がやらなきゃ誰がやるキャンペーン/ソニー・エリクソン/新明解国語辞典/ミシュランガイド日本上陸キャンペ―ン/J-WAVE/KDDIグリーンロードプロジェクト/少年サンデー・少年マガジン50周年キャンペーン/社長島耕作社長就任プロジェクト/ギャルママサイト「ママごはん」/へーベルハウス2.5世帯住宅キャンペーン/ロッテ爽 ももいろクローバーZ フタの上ライブAR開発/食材カルチャー誌「旬がまるごと」プロデュース。